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カルカロドントサウルスの歯/【di483】
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本当に幅広い歯をカルカロドントサウルスは持っていますね。4.5cmの長さでルート部分が2cmの幅をもつ、幅広カルクの登場です。見栄えがします。
カルカロドントサウルスは北アフリカ大陸の肉食恐竜で、あのティラノサウルスをも上回る体格を有していたとされます。
本標本はおそらく大人になる前のカルクの歯だとおもわれますが、この三日月のような形の幅広いフォルムは、すでに完成されています。
ルート部分です。カルカロドントサウルスは海の覇者、サメの歯にそっくりです。陸でも海でも、獲物を捕らえる最高の形を追求したら、同じような形状になったというのは面白いことです。
この角度からご覧いただくと、いかにカルカロドントサウルスの歯が平べったく、かつ頑丈そうかがご理解いただけるるでしょう。たしかに、ティラノサウルスなどの歯とくらべて、薄い歯をしていますが、横方面に幅広であることで大きさを保ち、強度を高めています。
ギザギザしていますね~。
こんな歯が何本も並んでいた恐竜に襲われたら、一溜まりもないでしょうね。
表面に細やかな溝があるのも、カルカロドントサウルスの特徴。赤みを帯びた茶色が、いい雰囲気をだしています。
ほ~んと、幅広ですね。
モデルのような形のよさに自信あり、カルカロドントサウルスの歯化石でした。
商品スペック
商品ID | di483 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | カルカロドントサウルスの歯 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測 4.5cm |
商品解説 | いかにもカルカロドントサウルスらしい、幅広カルク歯化石の登場です。 キタアフリカモロッコの白亜紀で、食物連鎖の頂点であったカルカロドントサウルスは、巨大な肉食恐竜です。 同じ時代を北アメリカ大陸で生きた、ティラノサウルスに体格の上では勝ったのではないかといわれる、アフリカのカルカロドントサウルス。 彼らの特徴である、非常に幅の広い三日月型の歯が、本標本にもみられます。 赤茶色を帯びた標本で、ルート(歯の根元)部分は2cmも幅があります。 いかにも〝カルクらしい″特徴が備わった標本です。 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。