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珍しい!気室内部が顕になった、スライスアンモナイト、ペリスフィンクテス(Perisphinctes)/【an957】
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ペリスフィンクテスを真っ二つ。断面の美しさから、人気の高いハーフカット標本です。
こちらが断面。アンモナイトの内部の構造を観察することができます。
隔壁に囲まれて複数の部屋に分かれていることがわかります。それぞれの部屋を気房(フラグモコーン)と言います。この気房には連室細管を通じて、ガスや液体が取り込まれ、浮沈の役割を果たしたものがあったと推察されています。
気房です。本来気房はもっと大きい空隙ですが、化石になる段階で、珪酸塩鉱物が入り込み、固化しています。
アンモナイトは中央のヘソ付近の非常に小さな部分から発生し、螺旋を描きながら外へと成長していきます。この成長をになっているのが、住房に備え付けられている外套膜と呼ばれる組織です。住房は開口部にひとつだけあり、軟体部が入ります。住房は、常に最も外側にあります。
もともとは一つの標本は半分にカットしてあるため、完全な対称系です。
この標本は外殻の保存状態は非常に良好ですので、ペリスフィンクテスの特徴であるピッチの細かい肋(ろく)を楽しめます。
この色が濃い部分が住房です。軟体部が棲んでいました。いわば家です。
断面だけでなく外殻も楽しめます。
同タイプの標本をご購入頂いたお客様から、リビングや書斎のインテリアとして楽しんでいる旨、お伝えいただくことがあります。アンモナイトの形は、自然物でありながら、どこか幾何学的な味わいがあります。お部屋のインテリアにもおすすめです。
人気のハーフカット標本です。種はペリスフィンクテス。ペリスフィンクテスは比較的ゆる巻きのため、開口部に向かって気房の大きくなる度合いが小さいのが特徴です。別種の同タイプの標本をお持ちの方はぜひ比較して見てください。同じアンモナイトでも、たくさんの違いがあります。
商品スペック
商品ID | an957 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 珍しい!気室内部が顕になった、スライスアンモナイト、ペリスフィンクテス(Perisphinctes) |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径6cm |
商品解説 | 珍しい!気室内部が顕になった、スライスアンモナイト、ペリスフィンクテス(Perisphinctes) |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。