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深い飴色が渋い!連室細管痕が丸見えのマダガスカル産オウムガイ(Nautilus)の化石/【an948】
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人気のマダガスカル産オウムガイの化石標本です。濃い飴色が印象的ですね。
オウムガイは、アンモナイトと比較すると、開口部が異様に大きく膨らんでいるのが特徴の一つです。そして、ご注目頂きたいのは開口部の中央にある孔状の痕です。これは連室細管(れんしつさいかん)と呼ばれる管で、アンモナイトの殻の中の部屋を貫いています。ガスや海水を出し入れするために使用されていました。写真では開口部のなかが埋まっていますが、生息時には軟体部が入る部屋となっていました。これを住房と言います。
住房の内側には、外套膜(がいとうまく)が存在し、殻の成長を担っていました。また、殻が傷ついた時は修復する役割もありました。
オウムガイは平均的なアンモナイト等と比較すると、非常に密巻きです。密巻きとは、中央で多く小さく巻き、外側でゆっくりと大きく巻く巻き方です。その逆をゆる巻きといいます。アンモナイトのなかでは、アンモライトとして知られるプラセンチセラス科は密巻きで、ペリスフィンクテスなどはゆる巻きと言えるでしょう。
開口部中央にある孔状の痕は連室細管であることは前述のとおりですが、オウムガイの連室細管は、ちょうど中央を通っているという特徴があります。写真でもまさにその特徴を観察できますね。アンモナイトは、外側(腹側)を通っています(例外あり)。
それにしても、見事なメノウ化ではありませんか。化石になる過程で、本来の組織と置換した珪酸塩鉱物が見事な色合いを見せてくれています。
これが連室細管痕。ちょうど真ん中を通っていることがよくわかりますね。
ダークな色合いをベースとし、ところどころ入るライトな挿し色が、味わい深いです。
マダガスカル産オウムガイの化石は、いくつかの色のパターンがあるのですが、この標本はかなりシックな味わいです。
肋(ろく)にそって半透明にメノウ化した箇所が、光を受けて淡く輝いています。
いかがだったでしょうか。深い飴色が渋い、マダガスカル産のオウムガイの化石です。はっきりと残る連室細管痕や美しくメノウ化したボディが印象的です。
商品スペック
商品ID | an948 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 深い飴色が渋い!連室細管痕が丸見えのマダガスカル産オウムガイ(Nautilus)の化石 |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径6cm 厚3.8cm |
商品解説 | 深い飴色が渋い!連室細管痕が丸見えのマダガスカル産オウムガイ(Nautilus)の化石 |
オウムガイとは?
名前の由来
外観がオウムのくちばしに見えることから。英名はノーチラス(Nautilus)で、ギリシャ語の水夫に由来。
生きた化石
4億5000万年前~5億年前に誕生し、それから現在までほとんど進化していない。
眼
外側が平らになった独特の形をもつ。タコやイカのカメラ眼とは異なりレンズの構造がないため、視力はよくない。
食性
90本ほどの触手をもち、それぞれにあるシワに付着させる。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。