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縫合線と肋模様が同時に味わえる、アーティスティックなペリスフィンクテスアンモナイト(Perisphinctes)/【an743】
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縫合線と肋模様が同時に味わえる、アーティスティックなペリスフィンクテスアンモナイトをご紹介します。
ペリスフィンクテスアンモナイトは肋のピッチが狭い、巻きの美しいアンモナイトです。本標本は、中心部は肋模様を残し、最も外側の螺環はポリッシュされた、芸術的な標本です。ポリッシュすることで、アンモナイト特有の縫合線模様が現れます。
惚れ惚れするような模様を有しています。縫合線模様といい、美しい肋模様といい、本標本はアンモナイトの鑑賞ポイントが満載です。
外側の縁の腹部分です。デザイナブルな菊葉模様です。
こちらが断面。濃い臙脂色に化石化しています。
マダガスカル産のペリスフィンクテスというと、殻の色が真っ白や黄土色の標本のイメージが強いかもしれません。ご覧のように半分はポリッシュ、半分は肋模様が見えるという標本は、珍しく新鮮な気がします。
波打つ菊の葉のような模様にご注目。これは、隔壁(かくへき)と呼ばれるアンモナイト内部の仕切り壁の構造が、表面の殻に接して模様となって現れたものです。なぜこのような複雑な模様となったかというと、殻の強度を高めるためだといわれます。ダンボールの断面を見たときに、トタン板のように波々の構造になっているのと原理は同じです。真っ直ぐより波うっているほうが強度が高まりますよね。種によりけりですが、アンモナイトは一般的に時代が進につれ縫合線模様が複雑になる傾向にあります。
表も裏も、どこから見ても芸術的な標本です。
大きさは直径8.5センチ。
ポリッシュされた外側とナチュラルな内側。この境目が明瞭で美しい。
中心部。あまりに繊細で、じっと見ていると目が回りそうになります。
縫合線と肋模様の融合アンモナイト。アンモナイト化石が芸術的だと感じずにはいられない標本です。
商品スペック
商品ID | an743 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 縫合線と肋模様が同時に味わえる、アーティスティックなペリスフィンクテスアンモナイト(Perisphinctes) |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径8.5cm |
商品解説 | 縫合線と肋模様が同時に味わえる、アーティスティックなペリスフィンクテスアンモナイト(Perisphinctes) 176g |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。