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謎が謎を呼ぶ、なんでこうなった!?異常巻きアンモナイト「ノストセラス・マラガシエンス」/【an730】
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最もレアなアンモナイトの形といえば「異常巻き」です。今回ご紹介するのは、その異常巻きアンモナイトの一つ、ノストセラス・マラガシエンスです。
ヘビのように渦を巻いた形をしています。異常巻きアンモナイトはその奇怪な形から展示方法に困ることが多いのですが、このように母岩と一体化しているため、非常に安定して飾ることができます。
異常巻きアンモナイトは一般にアンモナイトの歴史のなかの最も後期、すなわち、白亜紀の終わり頃に現れたグループですが、本種もマーストリヒト期に生息したアンモナイトです。マーストリヒト期といえば、隕石衝突によって恐竜が絶滅し終焉する時代区分でもあります。
非常にアクロバチックなクリーニングが施されています。
裏から撮影。本標本はマダガスカルで採れる種で、総じて、それほど大きなアンモナイトではありません。本標本は直線計測で6.5cm(もっとも長く計測できる箇所)です。母岩含め、最大部11cm。
このような形で、どのように泳いでいたのでしょう。なぜ、このような形に進化したのか、非常に興味深いところです。
属レベルでは、ノストラセスとなりますが、本属はマダガスカルだけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカなど様々な地域から産出します。
ノストセラスの名前の由来が面白く、Nostos=反り返る、ceros=角なのだそうです。「自らに反り返ってくる角」という意味になります。形を見れば「なるほど・・・そのままじゃん」と呟いてしまいます。開口部に収まった軟体部の地殻に、自らの殻が迫っている、という何とも不思議な形をしています。本体としても、自分の殻が気になって仕方ないのではないでしょうか。
こちらが軟体部が収まる部分です。
進化が環境適応の結果だとするならば、いったい、どのような環境にフィットしたら、こうなるのでしょうか。そもそも環境に適応したのかどうか・・・。
660gとしっかりとした重量があります。
謎が謎を呼ぶ、独特の形で我々を魅了してやまない、その名も異常巻きのアンモナイトの一つ、ノストセラス・マラガシエンスのご紹介でした。
商品スペック
商品ID | an730 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 謎が謎を呼ぶ、なんでこうなった!?異常巻きアンモナイト「ノストセラス・マラガシエンス」 |
産地 | Madagascar |
サイズ | アンモナイト本体直線距離6.5cm 母岩含め全体 11cm×7cm×高8cm |
商品解説 | 謎が謎を呼ぶ、なんでこうなった!?異常巻きアンモナイト「ノストセラス・マラガシエンス」 |
この商品を購入されたお客様のお声
ノストセラス・マラガシエンス、無事届きました。ありがとうございました。今回の商品は息子がずっと欲しいと言っていて、お年玉で購入しました。コレクションしている中でも特にお気に入りの化石と一緒に撮影しています。
以下息子より
届いた時は感動ですごく嬉しかったです。これからも色々な化石を集めていきたいので今後もよろしくお願いします。
大阪府/女性
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。