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オックスフォードクレイ産 極厚!!カドセラス/【an713】
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非常に分厚いカドセラスのパイライト化標本です。パイライトとは黄鉄鉱のことです。完全にメタルと化したアンモナイトの殻の迫力をお楽しみにいただけます。
このカドセラスという種は、非常に分厚いのが特徴です。本標本の最大直径5.3cmとそれほど大きくないにもかかわらず、135gもあります。手のひらで持ったときの重量感には驚かされることでしょう。
黄鉄鉱は硫黄と鉄から成ります。鉄ほどではないにせよ鉄らしい比重と硫黄による黄金色が実に美しい標本です。
この厚みご覧いただけますでしょうか。細かいピッチを刻む肋(ろく)のコントラストがメタルの質感をより一層強調します。
そもそも、なぜアンモナイトの殻がメタルに?という疑問をお持ちではないでしょうか。本標本は英国のオックスフォードクレイという現在では発掘されていない地域から掘り出されたものです。同産地はジュラ紀の地層から成ります。従ってアンモナイトが死に絶えたのは1億5千万年前前後と考えられます。類人猿が誕生した時期を仮に500万年前と考えても、おおよそ30倍もの悠久の時を経て、現在に至ります。膨大な時間をかけて黄鉄鉱が豊富な周辺環境から、徐々に本来の成分が置換され、このように金属の塊になったのです。
カドラセラス特有のボリューム!パイライトアンモナイトと一括りにするにはあまりに乱暴だ、と標本が主張しているようです。
アンモナイトの殻はヘソ(中心部)から外へ外へと成長していきますが、他の種にくらべて、成長するのにエネルギーが余計に必要そうです。
写真では光沢の目が行きますが、黄鉄鉱独特の黄色がかった色合いにもご注目ください。
横の厚みがスゴイ。
一部縫合線も確認できます。
ほとんどボールみたいです。
すでに閉じられているオックスフォードクレイのハイクオリティな黄鉄鉱アンモナイトです。カドセラスらしい「極厚」を堪能できます。
商品スペック
商品ID | an713 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | オックスフォードクレイ産 極厚!!カドセラス |
産地 | Oxford Clay,England |
サイズ | 直径5.3cm 135g |
商品解説 | オックスフォードクレイ産 極厚!!カドセラス 約1億6600万年前の地層から採集されたアンモナイトです。 直径5.3センチに対して最厚部が4センチ。 球形に近い厚みが魅力です。 標本を手にした際、その重量感に驚きを隠せません。 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。