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真鍮色に輝くパイライトアンモナイト、イギリスオックスフォード産(Peltomorpuites)/【an710】
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およそ、1億6500万年前のジュラ紀のアンモナイトPeltomorpuitesをご紹介します。メタリックに輝く、ハードな印象のアンモナイトです。
表も裏も、全体がパイライトに置換されています。金属特有の比重により、手にずっしりとくる重量感ある標本です。パイライトは鉄よりも比重が軽いものの、金属らしい重みがあります。
光の当たり方にもよりますが、実際手にしてみると、写真よりもう少し真鍮色(金色に近い色)の印象が強いです。
いい形をしています。光に反射して、アンモナイトの生物らしからぬ、カチカチ、メタリックでハードな印象。標本を手にすると、予想外のアンモナイトの重みに驚きます。
産地は、英国オックスフォードクレイとなります。同産の標本は現在のところ、新たに産出することがないことから年々数を減らしています。
最も太い一巻である、螺環の内側は肋模様が割合くっきりと残り、外側は滑らかな手触りです。全体が真鍮色で輝いています。威圧感さえ感じさせるメタリック感に包まれます。
日本語で黄鉄鉱こと、パイライト、ギリシャ語で『火』を意味する「pyr」という文字に由来しています。ハンバーで黄鉄鉱をたたくと火花を散らしていたことに起因しています。光の当たり方によって、このように真鍮(しんちゅう)色に金属光沢を持ちます。
肉眼では一見見えにくいのですが、一部縫合線模様も鑑賞できます。
中心部まで肋がきれいに保存されています。
1億6500万年の時間、そして周りの堆積環境が、頭足類アンモナイトをこのようにメタリックパイライトアンモナイトへと変化させました。
商品スペック
商品ID | an710 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 真鍮色に輝くパイライトアンモナイト、イギリスオックスフォード産(Peltomorpuites) |
産地 | Oxford Clay,England |
サイズ | 直径4.6cm 40g |
商品解説 | 約1億6600万年前の地層から採集されたアンモナイトです。 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。