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縫合線が美しいジュラ紀のUKパイライトアンモナイト。クエンステッドトセラス(Quenstedtoceras)/【an707】
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オックスフォードクレイ産のクエンステッドセラスです。縫合線が表面に現れている一級品です。
おおよそ1億6千万年前のジュラ紀の地層から発掘されたパイライト化が完全に進行したアンモナイトの化石になります。
オックスフォードクレイはジュラ紀を代表する地層で、約1億6120万年から約1億5570万年前の期間を表す「オックスフォーディアン」というステージ区分の名前の由来にもなっています。
パイライトとは黄鉄鉱のことですが、ご覧のとおり金属特有の光沢を放ちます。鉄と硫黄から成り、鉄ほどではないものの金属らしい比重と、硫黄の黄色を併せ持っています。アンモナイトの殻が本来、黄鉄鉱でできていたわけではありません。死後、長い堆積期間を経る中で、本来の組織が徐々に周辺環境のパイライトと置換されていった結果になります。
アンモナイトの殻に断続的刻まれた脈を肋(ろく)と言います。その肋(ろく)を横断するように、葉模様が確認できますが、これは傷ではありません。縫合線と言い、アンモナイトの殻を内部で区切っている部屋の壁が表層に現れて見えている構造物になります。美しい葉模様を示します。縫合線はアンモナイトの種類によって異なり、炎の柄に見えるものもあります。本種も炎柄に見えますね。
商品スペック
商品ID | an707 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 縫合線が美しいジュラ紀のUKパイライトアンモナイト。クエンステッドトセラス(Quenstedtoceras) |
産地 | Oxford Clay,England |
サイズ | 直径6.2cm 82g |
商品解説 | 約1億6600万年前の地層から採集されたアンモナイトです。 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。