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1億6500万年前のアンモナイト、イングランド産クエンステッドトセラス(Quenstedtoceras)状態抜群です。/【an706】
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メタル調に輝くパイライト化したアンモナイト化石をご紹介します。イングランドはオックスフォードクレイ産、クエンステッドトセラスです。
アンモナイトの表面のうすい殻を剥いでいくと、このような美しい縫合線模様が現れてきます。縫合線の複雑さと黄鉄鉱、そして肋模様の3要素を同時に味わうアンモナイトです。
均整のとれた歪みのないフォルムです。直径はジャスト5センチ。
本標本が産出したオックスフォード・クレイ累層は、ジュラ期の海洋生物化石が眠る粘土層でアンモナイト以外に、魚竜イクチオサウルスや首長竜プレシオサウルスなどが発掘されたことでも有名です。
1億年以上経過しているにもかかわらず、抜群の状態で化石化することができたのは粘土層のおかげのようです。
複雑な菊葉模様が標本全体を覆います。
本標本、特に中心のヘソ部分の処理がきれいになされています。中央部、繊細は部分もぐるぐる巻いているのがわかります。
黄鉄鉱(パイライトともいいます)というのは、淡い真鍮黄色の鉱物です。比重が比較的重い5であり、金と似つかわしいことからしばしば金の探査家が間違えて惑わしたエピソードから「愚か者の金」という俗名を与えられている鉱物でもあります。
本標本は、ジュラ期のアンモナイトが何らかの原因で粘土層に沈殿した後、黄鉄鉱化した周辺環境により長い年月をかけて殻とその中身が黄鉄鉱に置換して化石化したものです。頭足類生物なのですが、見た目がメタリックなのはこのためです。
まるで彫刻のよう。素晴らしい模様が浮き上がって見えます。
いかにもアンモナイトらしいこの螺旋と肋模様。殻の表面を触ってみると、思ったよりも深い肋模様であることがわかります。
手の平に載せると、予想より重いことに驚きます。メタリックな重厚感に加え意外性のある重さ、数値以上の存在感があります。
アンモナイトコレクションの主役になれる、優秀標本です。
商品スペック
商品ID | an706 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 1億6500万年前のアンモナイト、イングランド産クエンステッドトセラス(Quenstedtoceras)状態抜群です。 |
産地 | Oxford Clay,England |
サイズ | 直径5cm |
商品解説 | 1億6500万年前のアンモナイト、イングランド産クエンステッドトセラス(Quenstedtoceras)状態抜群です。 43g |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。