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アンモナイトコレクションの楽しみ方の一つ「縫合線」を余すことなく味わえるマダガスカル産アンモナイト(Ammonite)/【an699】
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マダガスカル産のクレオニセラスです。殻表層部は一部はげていますが、縫合線を楽しめる箇所が複数あります。
反対側です。乳白色の部分はメノウ化しています。もともと、このような乳白色の成分で構成されていたわけではなく、殻の空洞部にケイ酸塩鉱物を含む高温の水溶液が流入したことで、このような面白い味わいへと変貌しました。
メノウ化した部分にも、縫合線が残っています。縫合線とは、アンモナイトの殻を仕切る各部屋(房と言います)の最外部になります。白亜紀のアンモナイトの縫合線は非常に複雑で、葉っぱの模様のように見えるのが特徴です(一部例外あり)。殻の最も外側の表層部が薄く剥けると、このように美しい葉模様が観察されます。アンモナイトコレクションを楽しむときの要素の一つとなっています。
縫合線、いわゆる葉模様。
メノウ化した部分にも。ちなみに縫合線がほぼ左右対称なのは、房が左右対称であることに起因します。
この標本はあらゆる箇所で様々な縫合線を楽しむことができます。メノウ化している部分の境界線が縫合線によって仕切られているのは、水溶液が房単位で充填されていることの証左といえるでしょう。
アンモナイトコレクションの楽しみ方の一つ「縫合線」を余すことなく味わえる標本です。
商品スペック
商品ID | an699 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | アンモナイトコレクションの楽しみ方の一つ「縫合線」を余すことなく味わえるマダガスカル産アンモナイト(Ammonite) |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径9.5cm 厚2.2cm |
商品解説 | 縫合線模様を楽しめる、マダガスカル産アンモナイト(Ammonite) |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。