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メタル+ファイヤー柄!全身に縫合線をまとったイングランド産パイライトアンモナイト/【an653】
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黄鉄鉱化アンモナイトのご紹介です。こちらの標本の特徴は、まるで炎柄のタトゥが彫られたかのように見える点です。さしづめメタルファイアーアンモナイト。
この標本は開口部が大きいため、殻全体に現れた縫合線を広く楽しむことが出来ます。
炎あるいは葉っぱの柄のように見えるのは、縫合線と言われるアンモナイトの殻の構造体の一部です。アンモナイトの殻の内部には複数の部屋があり、それぞれの部屋がマンションの部屋にように分かれています。部屋間を隔てる壁のことを隔壁(かくへき)と言います。縫合線は隔壁の最外部が現れたものと言うことが出来ます。
部屋同士を隔てる壁といっても、マンションほどシンプルではなく、複雑な形をしています。縫合線はアンモナイトを楽しむ上で重要な鑑賞ポイントで、時代や種に固有で、様々な形をしています。このように複雑な形をしているものは、一般的に新型のアンモナイト(中生代に入ってからから出現したグループ)の特徴とされます(例外あり)。古型(古生代)頭足類の代表格でありますゴニアタイトの縫合線はよりシンプルで、明らかに、このタイプのものとは異なります。
この標本は黄鉄鉱と言い、ほぼ半々の鉄と硫黄からなる金属によって構成されています。アンモナイトの殻が生存時から、金属で出来ていたわけではありません。息絶えた後、硫黄が豊富に含まれ、かつ酸化しにくい環境に長い間、置かれたときに限り、徐々に、殻全体の成分が黄鉄鉱へと入れ替わり(置換され)、全体がメタルへと置き換わります。そのような堆積環境が少なくとも数千万年は継続されなければ、このような見事な保存状態を維持することは出来なかったことでしょう。流れの速く酸化・風化を受けやすい環境で死に絶えた場合、破壊・分解されてしまうことは容易に想像できます。
ほぼ全体で、このようなファイヤー柄が確認できます。
直径7.7cmと手のひらに収まるサイズですが、金属らしい重量感が手のひらに伝わります。
何柄に見えますか?
黄鉄鉱は渋く黄金色に輝きます。
開口部の大きさによって、全体に広がる縫合線が美しく観察できる、珍しい黄鉄鉱化アンモナイトです。普通、このタイプのアンモナイトの場合は、黄鉄鉱化に焦点をあてて解説したくなりますが、この標本の場合、むしろ縫合線にご注目いただきたいと思います。複雑な模様が渋い金色の光沢のなかにきらめく、実に味わい深い、他にはない個性を持ったアンモナイトコレクションといえるでしょう。
商品スペック
商品ID | an653 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | メタル+ファイヤー柄!全身に縫合線をまとったイングランド産パイライトアンモナイト |
産地 | England |
サイズ | 直径7.7cm 156g |
商品解説 | メタル+ファイヤー柄!全身に縫合線をまとったイングランド産パイライトアンモナイト 1億5400万年前ジュラ紀のアンモナイトです。 Ashton Keynes England |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。