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ボリュームあり!?マダガスカル産アンモナイトのハーフカット標本/【an631】
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?マダガスカル産のハーフカット標本です。一つのアンモナイトを中央でカットしたもので、2つのパーツから成ります。
ハーフカット標本の楽しみ方は、開いた面を観察できることでしょう。通常の標本は殻の表面を楽しむわけですが、この標本は、アンモナイトの殻の表面ではなく、「構造」を楽しむことが出来ます。
もとは一つの表面ですから、2点をこのように並べると、完全な対称系になります。
右側を反転すると、このような感じ。
両面反転で、このような感じ。こちらは展示面ではありません。
この標本は、一般的なハーフカットタイプの標本に比べると、非常に厚みがあります。それぞれ2cm程度の厚みを持っています。ハーフカット標本は研磨する過程で、ある程度厚みを失いますが、それでも、それぞれ2c、もの厚みを残していることを考えれば、もとはかなりのボリュームのある個体であったことでしょう。
極端に狭いヘソやボリュームのある全体像から考えて、フィロセラスの仲間だと思われます。
非常にピッチの狭い?肋(ろく)。これもマダガスカル産のフィロセラスの仲間の特徴です。
アンモナイトはヘソ(中央の渦の収束する部分)から外に向かって成長していきます。もっと外側に軟体部(本体)が住んでいました。アンモナイト本体が居住する部屋を住房(じゅうぼう)と言います。アンモナイトは体の成長に合わせ、絶えず開口部に殻を付け加えていきました。
中央から外に徐々に成長していったのですね。殻を生成する役割を担うのが外套膜と呼ばれる器官ですが、この外套膜は外敵から噛まれるなどして傷ついた殻の破損部分を修復する機能も有していました。
一方で、写真の中央付近、結晶化している部屋は気房(きぼう)と呼ばれ、液体とガスを充填させることで、浮沈機能を担っていました。周辺海水と同程度の密度を保つことで、浮遊することもできたでしょう。
気房はもともとは空隙だったため、一部結晶が崩れ、本来の空間のようになっているところがあります。一方、骨格をなす隔壁はしっかり残っています。
直径9cm弱。
気房に詰まった結晶が完全に抜け落ち、隔壁だけ残存したものが考え方によっては、理想的なハーフカット標本なのかもしれませんね。
2体を対称に並べて展示する方法がおすすめです。厚みのある個体(おそらくフィロセラス系)のハーフカット標本のご紹介でした。
商品スペック
商品ID | an631 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | ボリュームあり!?マダガスカル産アンモナイトのハーフカット標本 |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径8.8cm 厚み各2cm |
商品解説 | ボリュームあり!?マダガスカル産アンモナイトのハーフカット標本 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。