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異常巻きアンモナイト、北海道産ポリプチコセラス/【an615】
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ゆる巻きアンモナイトとして知られる北海道産ポリプリコセラスです。北海道産のアンモナイトは奇々怪々な形状で世界中のコレクターから羨望のまなざしを向けられていますが、このポリプチコセラスはその中でも、異常巻きとして知られ、ご覧のように、チューブのような形状をしています。
一般的に知られている平巻き型のアンモナイトが進化して、徐々に巻きが緩くなり、このような巻き方になったと考えられています。この巻き方の異形ぶりに、「異常巻き」と名付けられたわけですが、異常というより、環境適応の結果とされています。
大きく曲がった部分。種によって、この巻き方に決まりがあり、自由勝手きままに、巻いているわけではないのだそうです。
日本だけでなく、世界中で異常巻きアンモナイトは見つかっていますが、やはり希少。特に北海道の白亜紀層から産出するアンモナイトには異常巻きが多数見つかっています。
実はこの巻き方は、数学的に説明できるそうです。ポリプチコセラスに限らず、どのような異常巻きアンモナイトにも巻き方に一定の法則があるとされ、何らかの環境に適応していった結果なのでしょう。たしかにより古いタイプのアンモナイトの仲間であるゴニアタイトやオルソセラスは中生代のアンモナイトよりもシンプルな計上をしていますし、白亜紀だけとっても、時代が進むごとに、複雑化していきます。巻き方だけではなく殻に棘を持つものが出てきたりと、外敵から身を守るため等、環境適応していったのでしょう。
こちらは断面。
実は裏にも複数の未クリーニング化石があります。
母岩の一番長い辺で21.5cm。かなりのサイズです。
商品スペック
商品ID | an615 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 異常巻きアンモナイト、北海道産ポリプチコセラス |
産地 | 北海道 日本 |
サイズ | アンモナイト本体直線距離16cm 母岩21.5cm×奥行14cm×高さ17cm |
商品解説 | 異常巻きアンモナイト、北海道産ポリプチコセラス |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。