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両面遊色!丸みを帯びたマダガスカル産ホワイトアンモナイト/【an312】
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両面が美しく遊色します。マダガスカルの代表種、クレオニセラスアンモナイトが登場です。
外殻の円形に沿って流れる肋模様が特徴。両面いずれも鮮明なんです。肋模様の微妙な角度により、色合いが変化して陰影が生まれます。
なんともドリーミーな配色ですね~。人工的な色では決して表現できない色彩が、アンモナイトの表面にあらわれます。
パキっとしたポスターカラーのような色がお好きな方は、本標本とは相性が良くないかもしれません。薄暗い海の中、神秘的にほのかに光るイメージがこの標本から感じられます。色と色との境目がくっきりとは判別ができません。連続性のある虹色が特徴です。
そもそも、頭足類である古代の絶滅生物アンモナイトが、なぜこのような色を放つことができるのでしょうか。それは、アンモナイトの殻の表面がキチン質という層と、アラゴナイトという層の積み重なりによってできていることに起因しています。
軟体動物が殻を形成するときや、真珠の形成過程も、このキチン質とアラゴナイト層が深くかかわっています。この積み重なる層に光が当たったとき、あらゆる角度に屈曲して、われわれの眼に届くときに色が変化して見えるのです。
見つかる全てアンモナイトがこの光を有するわけでなく、化石化するうえで、周りの地質環境が整った場所、そして保存状態の良いアンモナイトにこの光が生じるんですね。
このように美しく光る場合、「遊色(ゆうしょく)効果がある」と言ったり、「真珠光沢が見られる」などと表現しています。
基本的にはグリーン×黄色×ピンクのグラデーションですが、このように、時に青色が顔をのぞかせます。
ここが、アンモナイトの殻の断面で最も太い部分です。この奥に軟体部分が収められていました。イカのようなタコのような、やわらかい軟体部ですから、今は、化石として残ってはいません。
丸っこい標本で、全体のフォルムはぽってり可愛らしい感じ。厚みがある分、手に載せると同サイズのものより重さはずっしりきます。
遊色効果一つを考えても、アンモナイトは魅力あふれる生物ですね。古代生物に触れつつ、その幻想的な光を体感してみませんか。
商品スペック
商品ID | an312 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 両面遊色!丸みを帯びたマダガスカル産ホワイトアンモナイト |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径 5.5cm |
商品解説 | 両面が遊色する、マダガスカル産のアンモナイト。 殻表面の肋模様が、流れるようなカービングを描きます。 手の平サイズで扱いやすく、アンモナイト化石をコレクションされることをお考えの方にもお勧めの標本。 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。