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管が丸見え!生きた化石、頭足類オウムガイ化石/【an281】
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『?生きた化石』とうたわれることで有名でもある、オウムガイの化石が登場です。『生きた化石』とは一体どういうことでしょう?
生きた化石は『生きている化石(英名 living fossil)』ともいわれ、学術的には『遺存種』と呼ばれています。はるか昔の地質時代に生きていた種の形を、現在も変わらず色濃く残している生き物を指しています。
生きた化石の有名な例としてはメタセコイア、シーラカンスやゴキブリなどがあげられます。そして、殻に入った頭足類のオウムガイも生きた化石として知られています。さて、本標本の特徴は、この中央に見られる管です。
化石化する過程で、うまい具合にオウムガイ内部に見られる連結細管(れんけつさいかん)とみられる管が露呈したものと思われます。オウムガイの内部に見られる、多数の小部屋(気室)を貫く有機質の管は、水中での浮力を調整する役割を担っていたと考えられています。
標本はかなりボリューミ―。330gオーバーで最も太い一巻は、かなりの厚みがあります。
オウムガイが生きている際は、殻の先、太い部分に軟体部が収められていました。獲物をとらえる触手は90本もあったといいますから、想像すると、なかなかグロテスクです。
オウムガイの化石というと、殻がつるつるできれいなラウンド型をして・・・という標本がほとんどでしょう。本標本は、オウムガイの中の構造が一部露わになっている点で面白みがあると感じます。
それにしても、浮力を調整する管はこんなにも太かったのでしょうか。本標本に限ってかもしれないのですが、殻の巻きに対して、想像以上のしっかりした管の太さに驚きました。
殻の内部を貫いている様子がよくわかります。
年代・産地不明という点が惜しいのですが、オウムガイという生態を理解する目的においては、鑑賞しがいのある化石標本です。
ドドンとそびえる山のよう。最も外側の一巻は、初期の巻き幅にくらべ、驚くほど急激に太いのです。
アンモナイトをコレクションされている方は、アンモナイトの比較標本として飾っておくのもオススメ。鑑賞の幅が広がりそうです。?
商品スペック
商品ID | an281 |
---|---|
年代 | |
学名 | 管が丸見え!生きた化石、頭足類オウムガイ化石 |
産地 | |
サイズ | 直径7.8cm / 336g |
商品解説 | オウムガイの中の構造が露呈した化石です。 浮力を担ったとされる管が貫いている様子が見える、珍しい標本です。 |
オウムガイとは?
名前の由来
外観がオウムのくちばしに見えることから。英名はノーチラス(Nautilus)で、ギリシャ語の水夫に由来。
生きた化石
4億5000万年前~5億年前に誕生し、それから現在までほとんど進化していない。
眼
外側が平らになった独特の形をもつ。タコやイカのカメラ眼とは異なりレンズの構造がないため、視力はよくない。
食性
90本ほどの触手をもち、それぞれにあるシワに付着させる。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。