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明瞭な光の帯が連続して輝く、フルスペクトル、ジェム級の光るアンモナイト化石(Cleoniceras sp.)/【an1000】
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強烈、と表現しても差し支えない、明瞭な光の帯が見られる光るアンモナイトが登場しました。
どちらが表か分からないほどビビッドな両面。アンモナイト表面の殻がイリデッセンス(遊色効果)をもつ、希少な標本です。
白亜紀から現代に至るまで、まるで熟成してきたかのような深い深い色を醸し出します。
直径は5.7センチ。これくらいのサイズがありますと十分見応えがあります。
本標本、フルスペクトルという点が特徴です。この深いブルー色がたまりません。深海を想像させるような青ですね。
濃いというより、眩しい…。アンモナイトの腹部分(辺縁部)へ向かうに従って、オレンジや赤色が主張してきます。
これが1億2000万年前の絶滅生物というのですから、にわかに信じられないほどです。こんなに美しい生き物が古代の海に存在したのですね。
本種はクレオ二セラスです。クレオ二セラスの特徴である、細長く平たい断面をしています。
見る角度で色が次々変化するので、様々なアングルからつい鑑賞したくなります。希少色の青色や、爽やかな緑色が広い範囲を占めるので、こういった色が特にお好きな方にはぴったりの標本と言えるでしょう。
紫色もちょこっとお出ましです。
アンモナイトが光る現象はイリデッセンス(iridescence)と言われます。イリデッセンスはアンモナイトだけに限っておらず、人が対象物を見る角度や、光が対象物に当たる角度によって、色やその彩度が変化する光学的な現象すべてをさしています。
アンモナイトの殻がご覧のように七色に光るのはなぜでしょうか?それは、アンモナイト殻表層の、アラゴナイト層とキチン層の多重構造に関係があります。
さて、イリデッセンス(iridescence)が発生するには、厚さが異なる薄い層が交互に重なっている多重構造が必要です。アンモナイトの殻の表面は、アラゴナイト層とキチン層が交互に何重にも形成されているんですね。この多重構造に光が干渉すると、光が強め合うことで、赤、黄、緑、青などに分光していきます。こういった干渉を、多層干渉と言います。アンモナイトの層が七色に光るのは、この多層干渉によるものです。
アングルを変えると色の変化が出てきます。下に続く2枚の写真とこの写真を見比べてみてください。
いかがでしたでしょうか。角度をちょっと変えるだけで、ここまで見え方が変化します。
こちらは照明光で撮影していますが、自然光のもとで見るとまた一味ちがった印象を受けることでしょう。
所有感高まる、ジェム級標本です。白亜紀の光るアンモナイトのお手本のような標本、後世まで遺していきたいものですね。
商品スペック
商品ID | an1000 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 明瞭な光の帯が連続して輝く、フルスペクトル、ジェム級の光るアンモナイト化石(Cleoniceras sp.) |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径5.7cm |
商品解説 | 明瞭な光の帯が連続して輝く、フルスペクトル、ジェム級の光るアンモナイト化石(Cleoniceras sp.) |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。