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ディープブルー!青が美しい大きなアンモライトピース/【al159】
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希少色のブルーが非常に美しいアンモライトのピースです。
緑から青への美しいグラデーションが見られます。
アンモライトはイリデッセンス(iridescence)を持つアンモナイトのなかでも特別な存在です。ロッキー山脈の東側の一部の頁岩層からだけ採集され、上質なものは化石でありながら宝石として認定されています(1981年に世界宝石連盟によって公式に認定されました)。
アンモライトはアンモナイトの一種であるプラセンティセラスの殻です。しかし、プラセンティラス科のアンモナイトは世界中に棲息していました。すべてのプラセンティラス科のアンモナイトの殻がこのようなイリデッセンス(iridescence)を有するのではありません。前述のように、ロッキー山脈東側の一部の頁岩層でのみ採集される希少なものです。
蛍光色のように見えるこの不思議な呈色をイリデッセンス(iridescence)と言います。殻の層が光を反射し、きらきら輝きます。その際、青や赤、緑などの様々な色を反射します。この現象はアンモライトに限ったことではなく、我々の日常でもたびたび観察されるものです。詳しくはコラム「光るアンモナイトはなぜ「光る」のか?」を御覧ください。
この写真をよくご覧ください。写真左側に凹んでいる部分があります。こちらはアンモナイトのヘソといって中心部になります。アンモナイトの殻はヘソから発生して徐々に大きくなっていきます。
非常に深く濃い青です。青色は希少色として知られています。
ビビッドな緑色が青色に負けずに美しい。アンモライトは一般に他の遊色アンモナイトに比べて強い色を呈します。
相当大きなプラセンティラスだったことが想像できます。アンモライトに限らないことですが、アンモナイトはヤドカリなどと異なり、一生同じ殻で過ごします。正確には殻と軟体部は一体化しており、軟体部の成長に合わせて殻も成長します。詳しくはコラム「アンモナイトの内部はどうなっていたか?」を御覧ください。
100円玉との比較。ピース(断片)といっても、かなり巨大な標本です。最大部は20cm近くあり、1kgを超える重量があります。
商品スペック
商品ID | al159 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | ディープブルー!青が美しい大きなアンモライトピース |
産地 | Albert, Canada |
サイズ | 19.5cm×13.5cm×4cm 1045g |
商品解説 | ディープブルー!青が美しい大きなアンモライトピース |
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。