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ブルーモンスター!青というよりもはや群青色のアンモライト縁片/【al145】
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見渡す限り寒色で染まった外連味のないアンモライト片です。
暖色が全くと言って良いほど無いため、非常に神秘的に味わいです。
深い深いブルーが味わえます。一般的にブルーは淡い味わいが多い中、本標本の色は青というより、もはや群青色と言うべきでしょう。
所々グリーンが入るもの、ほぼ青一色といっても過言ではありません。ここまで青に染まることは非常に希少です。
エメラルドグリーン。
この形から、非常に大きく立派なアンモライトの縁の断片であることが分かります。アンモライトとは、カナダアルバータ地方のみで採集される一部の種のアンモナイトのことを指します。イリデッセンス(iridescence)を有するアンモナイトの産地は世界中に存在しますが、宝石としての地位を与えられているのはアンモ「ラ」イトのみです。
打って変わって裏面は暖色が優勢になります。
面と裏で全く違った味わいを楽しめます。
グリーンから深紅へのグラデーションが見事。
縁に近い方が明るく色彩豊かで、奥に進むほど、深い味わいに変化します。
光を当てる角度で、がらっと味わいが変わります。この角度ではまるでステンドグラスのような強い味わいへと変化します。
少し角度を変えるだけで大きく変化します。この現象をイリデッセンス(iridescence)と言います。イリデッセンス(iridescence)とは、光の干渉(かんしょう)により、アンモナイトの殻が様々な色に輝く現象のことです。
この標本の最大の特徴はなんと言ってもこのブルー。じっくりご覧下さい。
いかがだったでしょうか。裏面では素晴らしい赤色を拝めますが、この標本の最大の特徴はなんと言ってもブルー。見る角度、光の当たる角度によって、様々に表情を変えます。余談ですが、イリデッセンス(iridescence)を持ったアンモナイト全体に言えることですが、最も輝きを増すのは、自然光(太陽)のもとでご覧いただいた時です。自然光といっても直射日光である必要はございません。オーナーとなられた方は、自然光がほどなく入る空間でご覧いただきたいと思います。
商品スペック
商品ID | al145 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | ブルーモンスター!青というよりもはや群青色のアンモライト縁片 |
産地 | Albert, Canada |
サイズ | 8.5cm×7.3cm×4cm 300g |
商品解説 | ブルーモンスター!青というよりもはや群青色のアンモライト縁片 |
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。