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おそろしいまでに輝く!両面で光りあふれるグリーンアンモライト/【al098】
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この輝きを見よ!とばかりに全面が光るアンモライトが登場しました。眩しいっ!
この標本、横6.5cm、縦5cmの手のひらサイズなのですが、光り方が尋常ではありません。これでもか、これでもかと自らの存在を主張してくるかのごとく輝きます。
はぁ。。。なんて美しいのでしょうか。
撮影の間中?本当に眩しいのです。
縦に置くと、ブーツや長靴のようです。いえ、ベビーシューズのようにも見えます。
これほどまでに輝くアンモライトですが、もとはというと、アンモ「ナ」イトが化石化したものです。生き物が気の遠くなるような長い年月をかけてアラゴナイト化(炭酸カルシウムからなる鉱物)したものがアンモライトです。
学者でさえ数えきれないとされるほど多くの種類が存在するアンモナイトですが、このように宝石化しアンモライトになるのはたったの2種だけなんです。カナダのアルバータ地方から米国モンタナ州の南にある層でのみ採集できる、非常に貴重な生物起源の宝石です。
端の端まで切れ目なく輝きを失いません。これぞ一級の輝きです。
こちらが裏面。裏と言うには失礼なほど美しい。裏面は存在せず、本標本は表面が2つある、と表現を言い換えてもいいのではないでしょうか。
大きさは、これくらい。そんなに大きすぎるというこはありません。手の平を丸くしたところにスポンっと収まる感じのサイズです。でも、幅が4cmと結構あるので、思ったよりずしっときますよ。
測ってみました。200gオーバーです。
個人的には、?こういった微妙な色彩のグラデーションが好きです。あの青とも緑とも言えない色。どういったら良いのでしょう?
自然の色には原色がないといいますが、アンモライトも然りですね。生物が7000万年かけて宝石となりました。奥ゆかしい色彩が散りばめられています。
アンモライトは1981年に世界宝石連盟によって正式に宝石とみなされ、2004年にはカナダのアルバータ州も州の宝石として認定しています。
化石?それとも宝石!?はい。どっちもです。アンモライトは生物化石であり、宝石でもあります。考えてみると面白い存在ですよね。
光り方も多くの宝石たちと根本的に異なりますよ。多くの宝石のように「光の屈折」で輝きを放つのではなく、「光の干渉」というものによって光るんです。要は、アンモライトの霰石(あられいし)を作っている、積み重なる薄い層がはね返る光によって輝く仕組みなんです。
このような緑色は、「知性」を司る色とされているようです。知恵がほしいとき、賢くなりたいとき、じーっと見つめてみませんか。。。
ほら、すーっと心が落ち着きそうです。自然光が一番輝きます。オーナーになられた方は、一級の輝きを手に入れた幸福感を存分に味わってください。
商品スペック
商品ID | al098 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | おそろしいまでに輝く!両面で光りあふれるグリーンアンモライト |
産地 | Albert, Canada |
サイズ | 横6.5cm / 縦 5cm / 奥行き 4cm |
商品解説 | こんなに輝くのか!?と驚くほど強い発色を放つアンモライトが登場しました。 しかも、本標本は両面光り。 2面も異なる表情を見せてくれる、なんとも嬉しい標本です。 表は全面がグリーンに広い面で光り、裏はエメラルドグリーンから黄色までのグラデーションが敷石のようにはいちされています。 手にとった瞬間に「きれい…」と言わずにはいられません。 一目見ると、誰もを納得させる力をもつ一級アンモライトです。 |
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。